株式会社NTTデータ関西様

VRmillion導入事例 未来を切り拓く仕掛けーバーチャル展示会がもたらす革新的なプロモーションの舞台裏

株式会社NTTデータ関西様
業種:IT・情報通信
従業員数:1001名~

POINT 事例のポイント

  • 365日24時間常設のバーチャル展示会(ショールーム)の仕組みの導入
  • バーチャル展示会を活用したプロモーション強化施策

課題・ご要望

  1. リアル展示会以外でのプロモーション手段の不足
  2. 組織全体で持つソリューションの露出機会の不足
  3. お客様の状況に適した形で資料や動画を提供できる仕掛けづくり

導入・効果

  1. 情報提供コンテンツ配信回数増加
  2. ウェビナー開催にかかる費用削減
  3. プロモーション強化(圧倒的な存在感)
  4. DXへの取り組みの一環としてのPR(ブランディング強化に一役買う)

バーチャルイベントプラットフォーム
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PROFILE お客様情報

株式会社NTTデータ関西様
業種:IT・情報通信
従業員数:1001名~
ご担当者様:
第一法人事業部 営業担当 部長 澤 嘉孝 様
法人推進部 推進担当 課長 山田 光宏 様、主任 杉野 綾香 様

株式会社NTTデータ関西様は、IT課題を解決するだけでなく、お客様に新たな「しくみ」や「価値」を提供する、プロフェッショナル企業です。 これからのデジタル社会に求められる新たなサービスの企画・開発から運用・保守まで、ワンストップで提供しており、業種や規模を問わず、 多岐にわたる分野で様々なお客様のシステムを支えておられます。

PROBLEM 課題・ご要望

様々なソリューションを展開されている株式会社NTTデータ関西様。自社ソリューションのプロモーション強化施策としてバーチャル展示会プラットフォーム「VRmillion」を導入されました。VRmillionを導入するに至った課題と導入の効果、今後の展望について、導入を担当された澤様・山田様・杉野様にお話を伺いました。

バーチャル展示会(ショールーム)を導入された経緯を教えていただけますか?

リアル展示会を中心にプロモーション活動を実施していましたが、各製品単位(個別受注型ERP:BIZXIM製番中心)での出展にとどまり、組織全体で持つソリューションのクロスセル、アップセルを狙う露出機会の創出が課題でした。
そこで、これまで培った展示会のノウハウや展示資料を活かし、お客様が自由に365日24時間いつでも訪問でき、製品の内容をご理解いただく場を設けたいという狙いがありました。

バーチャル展示会(ショールーム)に期待していたことや、解決したかった課題は何でしょうか?

先だって、「BIZXIM」というキーワードで、「企業におけるあらゆるビジネスを、 インフォメーション(情報)と掛け合わせることで、お客様のビジネス(事業)と共に 無限に成長し続ける」というコンセプトのもと製品紹介サイトを立ち上げていました。
しかしながら、本サイトの課題は訪問者及びターゲットの獲得(PV数の増加やコンバージョン率の向上)であり、それとは別に魅力的なコンテンツを掲載する施策を検討しておりました。
製品紹介ページでは製品単位の紹介資料のダウンロード請求も可能でしたが、問合わせに至るまでには少しハードルが高いことも推測されました。そのため、より気軽に(それこそ展示会のように)資料を閲覧することができ、より詳細な説明が必要な方には動画を見ていただき、少し踏み込んで内容を確認できるような仕掛けを作りたいと考えておりました。
そのためにバーチャル展示会を用意して、製品紹介ブースをつくり、新製品や注目記事が出た際にはターゲットとなるお客様向けにMAツールを利用してお知らせをするというコミュニケーションの仕組みも構築したいといった狙いもありました。

他にバーチャル開催に期待されていたことはありますか?

コロナ禍であったこともあり、リアル開催とするセミナーをなかなかできない都合上、お客様にお役立ちいただける情報提供を目的に随時ウェビナーを開催しておりました。しかしながら、開催後には継続してアーカイブ放映する環境がなく、参加を希望されたお客様のタイミングにあわず機会損失があることも課題でした。

そうした背景を踏まえ、弊社(カコムス)のVRmillionを選ばれたのはなぜでしょうか?

巷でメタバースを活用したバーチャル展示会の仕組みといった製品は出回り始めていました。そこで、まずはメタバースを利用したプロモーションが実現できるレベルや、効果、また活用している顧客事例などを調査、情報収集を行いました。
その結果、「ユーザ」となったお客様自身が展示会のように回遊できる基盤であるため、どんなコンテンツを配備できるのか、また会場の選択はどの程度多岐に渡り存在するのか、他にもアクセスログの解析はどんな風に可能かや、先述したウェビナーのアーカイブ放映ができるかなど事前に導入するなら欲しいと思う要望が多く積みあがってきました。

そこで、いくつか「バーチャル展示会の仕組み」として活用できるサービスを持つ企業様へお声がけし、こちらで考える課題の説明から実機によるデモ実演、実現したい要望のヒアリングをお願いしました。
カコムス社もその一つであり、現状ではシステム上実現できない要望なども多くありましたが、市場ニーズにマッチした機能を標準搭載していただいたり、運用回避できる手段のご提案も考案いただくなど、数社の選定製品より評価が高くなり始めていきました。
決定的になったのは「ゲスト」として入場できる機能(ユーザ登録をしていなくてもリアル展示会のように入場し、回遊できる機能(ただし資料DLは制限するなど))と、運用保守サービスを毎月利用する中で、今後新たに発生する要望を吸い上げてもらえるサポート体制を組んでいただけたことが大きい要因となりました。

EFFECT 導入・効果

実際にバーチャルで開催した結果、どのような効果がありましたか?

定量的な効果としては、ウェビナー開催後のアーカイブが可能であることや、バーチャル展示会情報の更新による効果として、MAツールにより情報提供コンテンツを配信することで、情報提供できる頻度が増加しました。(導入前に比べ2倍程度と推測)

また、これまでウェビナーを開催しようとする場合、配信基盤の準備やアンケート情報の収集などの事務局手続きの費用が発生していましたが、VRmillionを活用することで、費用の削減を実現しています。

定性的な効果としては、ある特定の製品(たとえば先述のBIZXIM製番)を購入いただいたお客様とは従来、その製品に関する保守サポートなどをメインに営業担当や開発担当がやり取りをすることが多く、なかなか弊社が持つ多くの関連ソリューションなどをご紹介する機会を満足に創出できないという傾向にありました。その点をバーチャル展示会開催後は、たとえば「電子帳簿保存法への対応策のご提案」や「セキュリティ強化」などの異なる視点からもアプローチできる手段となり、NTTデータグループとしてのプロモーション強化に成功したと考えています。

さらに、メタバースを活用した取り組みとして、市場で認知され始めたことで、コーポレートイメージとして「DXを推進する企業」といった印象を持っていただけるお客様も少しずつですが増えてきた印象です。「圧倒的な存在感」を示していくためのブランディング強化にも一役買っていると感じています。

導入において苦労されたことや工夫された点はありますか?

初期設定と集客活動(これは現在も継続)は苦労しました。 リアル展示会は、積極的に何度か出展していたものの、出展する展示会にはテーマや目的があり、その内容に応じた展示物を制作することとしてある意味では決まったアウトラインがありました。
しかしながら、VRmillionは自社独自で開催する展示会であること、またブースの設計だけでなく全体の配置イメージや動線、訴求したい内容など、一から設計することになりましたので、企画構想には大変時間を要しました。
特にお客様が興味を持って訪問いただくための集客活動に頭を悩ませました。

ともにまずは手探りのスタートでしたので過去開催の内容を元に、プロモーションしたい製品・ソリューションを洗い出し、お客様が回遊しやすいようテーマの割り振りを実施しました。たとえば「ERP」や「DX推進」などテーマ別にソリューションを並べたり、「PickUp!」などのコーナーを設けて定期的に最新トレンド情報を配信できるブースを用意し、定期的なリニューアルを施しています。

アーカイブ放映されるウェビナーなどは、開催実績やアクセスログを参考にして、「新規掲載:NEW」「人気コンテンツ:金銀銅のメダル」などは一目で分かるように目印を作成してもらうなどして、訪問してくれたお客様がどんなウェビナーが人気なのか、最新トレンドの情報提供コンテンツはなにか、など視覚的に捉えることができるような仕掛けもカコムス社の提案の元実現しました。

展示会場の使い方も導入後には少しずつ工夫を施しました。2022年12月のVRmillion本稼働以降もリアル展示会にも何度か出展していますが、当日来場できない方のために、リアルな会場の様子を体験いただけるように360°カメラで撮影した内容をVRmillion上で公開し、お客様へ情報提供しています。

上記のようにして、ただバーチャル展示会を365日、24時間開催するのではなく新しい仕掛けを取り入れる工夫もしながらお客様の興味・関心のあるコンテンツを制作することに工夫を日々凝らしています。

FUTURE 今後の展望

最後に、今後の展望をお聞かせください。

現在の課題としましては、再来場者数や、お問合せ数があまり伸びていないということです。個人情報を登録しなくても掲載資料を閲覧することができるため、弊社ソリューションのことをより深く知りたいと思っていただかないと問合せに繋がりません。より魅力的な資料作りまたは問合せに繋がるような仕組みが必要かと考えております。
また、メタバース空間というせいもあるのか、お客様の環境によっては動作がとても重いということもあります。こちらはカコムスさんにもご協力いただきながら少しでもお客様の見やすい環境にしていけたらと考えております。

担当より一言

バーチャル空間を『常設ショールーム』として配置し、新たな角度からの魅力発信を行われております。今後も製品に対しての更なるイメージアップや認知度向上に向け、お役に立てるようご支援をさせていただきます。

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