オルディ株式会社様

Microsoft 365導入事例 業務の効率化につながる社内システム改革

オルディ株式会社様
業種:卸売・小売
従業員数:31~100名

POINT 事例のポイント

  • グループウェアのベンダーサポート切れに際し、社内システム全体の見直しを実施
  • 新たなサービスを活用することで、業務改善の好循環化を実現

課題・ご要望

  1. メールのセキュリティ強化や容量の増加を実現したい
  2. ExcelなどのOfficeソフトのバージョンアップに追われている
  3. コミュニケーション手段を最適化したい

導入・効果

  1. メールのセキュリティ強化と十分なデータ容量を確保
  2. グループウェアのパッチ適用やOfficeソフト入替作業からの解放
  3. Teamsを活用することでコミュニケーションを促進、不要な出張やトラブル対応が減少
  4. 組織内での円滑な情報共有により、業務効率化とお客様の安心感を向上
  5. 企業間コミュニケーションも距離が近くなり、業務スピードが向上

Microsoft 365に関するお問い合わせ

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(平日9:00~17:00)

PROFILE お客様情報

オルディ株式会社様
業種:卸売・小売
従業員数:31~100名
ご担当者様:
総務・経理本部 システムチーム 山野井 努様、中尾 寿考様

1959年に創業。家庭用ごみ袋を日本で最初に販売した企業の一つである。 ごみ袋の国内売上シェア上位に成長し、クッキングシートや水切りネットなどの家庭用日用雑貨から業務用包装資材まで、幅広く暮らしにかかわるものづくりを行っている。 近年は環境問題や衛生問題を重視しており、医療用のポリ製手袋やガウンを増産して関係機関に供給を続けている。

PROBLEM 課題・ご要望

使用していたグループウェアのサポート終了などを契機に、Microsoft 365へ切り替えされました。​ その導入過程にはどのような課題があったのか、また導入前と比較しての所感や今後の展望について、ご担当者様へお話を伺いました。

情報システム部門の負荷軽減と、コミュニケーション基盤の最適化を図りたい

導入に至る経緯は?

発端は使用していたグループウェアのベンダーサポート切れでした。 グループウェア自身、メールのセキュリティ対策や保存容量に課題があり、特に保存容量については数か月に1度手作業での削除が必要で、業務へも影響が出ておりました。またExcel等のOfficeソフトのバージョンアップ作業も情報システム部門の負担となっており、これらを次期グループウェアでは解決したいと考えていました。​

上記の背景をふまえ、「Microsoft 365」をご選定いただいたポイントは?

Officeソフトの利用・スケジュール等のグループウェア機能・必要なデータの保存量を全て満たそうと思うと、Microsoft 365が一番コストを抑えられたこと、また、Officeソフトとグループウェアを一元化することで、ライセンスやアカウントの管理、事務処理等の手間も簡素化できることがポイントでした。
また、メジャーなグループウェアであることから、トラブルシュート情報がWEB上で豊富に得られることも選定理由の1つでした。
最後に、拠点間での連携や、気軽なコミュニケーション手段としてSkypeの利用へも興味があったこともあり、Microsoft 365の導入を決定いたしました。​

EFFECT 導入・効果

顕在化していた課題の解決だけではなく、業務のスピード感向上などの付加効果も

導入したMicrosoft 365と、以前のグループウェアの効果の違いは?

まず、一番の課題であったメールの保存容量については、以前が会社全体で200GB程度だったものが、1人当たり50GBと十分な容量を確保できるようになりました。Active!Vault SSにて常時バックアップも取得できるため、残しておきたいメールを削除せざるを得ない状況から脱却することができました。また、 Exchange Online Advanced Threat Protection(現:Microsoft Defender for Office 365)を導入することで、標的型メールへの対策も強化することができました。セキュリティ状態も管理者メニューにて一目で分かるため、マルウェアの受信状況や不審な操作を行ったアカウントが無いか等の確認も容易となりました。Microsoft 365のセキュリティページに表示されるMicrosoft推奨のセキュリティ施策を行うだけで、自然とインシデントに強い組織になると感じています。

コミュニケーション手段の最適化に関して、具体的な変化は?

実は当初興味があったSkypeではなく、Microsoft 365に付帯しているTeamsを活用することにしたのですが、期待していた以上の効果を得られています。 例えば、課題であった情報システム部門の作業負担軽減において、想定していたのはアップデート作業やライセンス管理作業の軽減でしたが、Teamsを問合せ掲示板として活用することで似たようなシステムトラブルの問合せが減り、問合せ対応工数の削減に繋がりました。
また、従来のテレビ会議システムは部屋が限られていることと予約の必要性がありましたが、Teamsを活用することで場所を選ばずに会議ができ、会議効率の向上と出張コストの削減を実現しました。 日々の業務上の細かな指示などの連携も容易となり、プロジェクトのスピード向上にも繋がっています。さらに、出産・育休などで長期休暇されている方へ社内の最新情報を共有する上でも役立っております。

その他、想定以上の変化や効果は?

お客様からのお問合せ対応について、従来は担当者個別でメールをやりとりしていたため、担当者の急な不在時に対応の遅れが発生することがありました。Microsoft 365導入後は共有メールボックス機能を利用し、営業事務全員がアクセス可能な「受付メールボックス」を作成することで、組織内でお互いにフォローしやすくなりました。結果、対応がスムーズに行えるようになり、業務効率化やお客様の安心感にも繋がっていると感じます。
また、Teamsでのコミュニケーションを社内に留めず一部の取引先企業様へも展開することで、WEB会議をスムーズに行えたり、WEB会議を行いながら資料を同時編集したりと、外部とのコミュニケーションにおいても、従来のメールより距離感が近くなったと感じています。

FUTURE 今後の展望

使えるサービスの有効活用により、更なる改善へ

最後に今後の展望は?

Microsoft 365に限らず、当社ではほとんどの業務アプリをSaaSへ移行しており、故障や買替でデバイスが変更されても、インターネット上でサービスへサインインすれば業務を継続可能となりました。一方で、SaaSの増加に伴い、ID・パスワードが乱立してしまう状況となっております。今後はこの認証周りを整理したく、まずはAzure Active Directory Premiumを使ってオンプレのADをなくしていきたいです。さらに、グループポリシーやWindowsUpdate管理はIntuneに移行し、オンプレ周りの認証はオンプレ資産を全てSaaSに移した上で、複数のSaaSへのシングルサインオンを実現できるSAML認証へと切り替えていきたいですね。
また、Microsoft 365は基本機能こそすぐ使えるものの、豊富な機能を使いこなそうとすると奥の深いサービスです。そのため、新入社員への教育に時間を要することと、社員によって活用レベルに差が生まれてきた点に課題を感じています。他社事例を参考にしつつ有償研修サービスも利用する等、より会社全体の業務効率化に繋がるよう取り組んでいきたいと考えています。

担当より一言

弊社では、オルディ株式会社様のグループウェアのリプレイスを機に、「従業員様の業務効率向上に寄与する仕組みの導入」を実現しつつ、 「システム担当社様の業務負荷の軽減」という、相反する2つの課題解決のお手伝いができました。
引き続き、今後の展望にあります有効活用をスムーズに進められるようご支援させていただきたく思います。今後ともご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

Microsoft 365に関するお問い合わせ

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(平日9:00~17:00)