労働災害データ視覚化の試みとして開発した「Power BI レポート」が「職場のあんぜんサイト」にて公開!
「安全工学シンポジウム2024」で研究発表も


独立行政法人労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所様向けに開発・納品した 「Power BI レポート」が4月25日(木)、厚生労働省管轄の「職場のあんぜんサイト」にて公開されたことをお知らせします。

▼独立行政法人労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所:
https://www.jniosh.johas.go.jp/index.html
▼厚生労働省「職場のあんぜんサイト」:
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/

この「Power BI レポート」には、「休業4日以上の死傷災害に係る労働者死傷病報告オープンデータ(令和4年)」や「死亡災害 災害発生状況のワードクラウド表現」などのデータが反映されています。

また、6月26日(水)~6月28日(金)に行われた「安全工学シンポジウム2024」で、開発をともに推進した(独)労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所の担当者様が登壇し、「BIツールによる労働災害データ視覚化の試み」として、「Power BI レポート」をご紹介いただきました。

わかりやすい表現で労働災害防止への取り組みを支援
厚生労働省では現在、労働災害防止施策の推進・災害リスクを低減する取り組みを実施しています。その一環として、効率的かつ省力的な手段で労働災害の実態や災害事例に関するデータを視覚的に表現するために、「Power BI」が活用されました。データをわかりやすく可視化することで、数値に基づいた事実を理解することができます。そして、多くの関係者で共通認識を広げ、意思決定の質を向上させ、より良い行動に繋げます。

「職場のあんぜんサイト」では、データを絞り込んで「Power BI レポート」を動作させることも可能です。

■休業4日以上の死傷災害に係る労働者死傷病報告オープンデータ(令和4年) https://anzeninfo.mhlw.go.jp/user/anzen/tok/anst00_r04.html

発生年月、管轄局、休業期間、事業場規模(人数)、性別、被災時の年齢層および経験年数で「死傷災害発生状況」を可視化。地図や横棒グラフの表現を工夫して開発を行いました。

■死亡災害 災害発生状況のワードクラウド表現
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen_pg/SIB_FND.html

死亡災害発生状況のキーワードを、「ワードクラウド」を用いて可視化。日本語文章を Python スクリプトで形態素解析を行ってから「Power BI」へ読み込ませて、ワードクラウドを実装しました。

■死傷災害 災害発生状況のワードクラウド表現
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen_pgm/SHISYO_FND.html

死傷災害発生状況のキーワードを「ワードクラウド」を用いて可視化。日本語文章を Python スクリプトで形態素解析を行ってから「Power BI」へ読み込ませて、ワードクラウドを実装しました。

「Power BI」は、可視化を効率的に実現するセルフサービス BI ツールです。
弊社では、「Power BI」の活用を支援するための様々なサービスを提供しています。現状調査から業務の棚卸、業務設計、データ活用のご提案、構想・企画支援等、内容は多岐に渡ります。今後とも、お客様のご意見・ご要望やニーズを把握し、進化を続けてまいります。

▼「Power BI」導入支援サービス:
https://www.kacoms.co.jp/solution/service/microsoft-solution/power-bi/

プレスリリース配信日:2024年7月31日
引用元:https://www.value-press.com/pressrelease/340691

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