SOMPOシステムズ株式会社様

VRmillion導入事例 社内の優良な取り組みを広く周知する社内表彰の開催へ

SOMPOシステムズ株式会社様
業種:IT・情報通信
従業員数:1001名~

POINT 事例のポイント

  • 3Dのバーチャル空間ならではの参加している実感
  • スタンプラリー活用でブースの回遊率が増加
  • チームや組織に関わっていこうとする意識改革

課題・ご要望

  1. 社内表彰イベントへの興味・関心の低下
  2. 同僚や先輩の成果の共有を効果的に行いたい
  3. 優良な取り組みをみんなで評価する社内イベントを実現したい

導入・効果

  1. 準備期間が短い中、スピーディーにバーチャル開催の実現へ
  2. 全ブースを閲覧する参加者が想定以上に
  3. 未知のジャンルのシステムが社内への大きな刺激に

バーチャルイベントプラットフォーム
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PROFILE お客様情報

SOMPOシステムズ株式会社様
業種:IT・情報通信
従業員数:1001名~
ご担当者様:
人材統括部 山本 裕様、人材統括部 飯田 隆志様

SOMPOホールディングスの戦略的IT企業として、グループが展開する6つの事業分野(国内損害保険事業、国内生命保険事業、介護・シニア事業、海外保険事業、デジタル事業、ヘルスケア事業)において、先進のICT・デジタル技術を基軸にお客さまおよびSOMPOグループ各社を強力に支援する役割を担っています。

PROBLEM 課題・ご要望

情報処理サービスやソフトウェア開発の受託事業を展開するSOMPOシステムズ株式会社では、毎年社内の取り組みを評価・表彰する「SOMPO AWARD」を開催。2021年度のイベント会場にVRmillionが採用されました。初のバーチャル空間でイベントを開催した狙いと成果、今後の展望についてイベント事務局を担当された人材統括部・山本裕様、飯田隆志様にお話をお伺いしました。

社員の参加意識が高まる方法を模索

【SOMPO AWARD】とはどのようなイベントなのでしょうか。

SOMPO AWARDは、SOMPOシステムズ株式会社内で行なわれている社内表彰のイベントです。各本部から年間を通じて会社への貢献度が高い取り組みを2件ほど推薦してもらい、社員投票や役員審査を通して評価するというイベントで、2018年から現在のスタイルで運営されています。
例年、20件ほどの取り組みがエントリーされ、審査期間中に説明のための資料を社内のイントラネットに保存し、社員はそれぞれの資料を見て投票を行ないます。社員投票の上位10件の取り組みをさらに役員が審査し、各賞を選出し表彰するのがイベントの一連の流れです。​

今回「VRmillion」を導入してバーチャル開催に踏み切ったのはなぜでしょうか。

今年で4年目になる社内表彰制度での社員投票に対して、一般社員の参加意識が年々下降傾向にあると感じていました。どういった案件がノミネートされているのかを知るのも、それぞれの取り組みを確認するのも、イントラネット上にアップされた説明資料のファイルを見にいかなければなりませんでした。投票は資料を見た後にアンケートに回答する形式でしたので、社内表彰というイベントに参加するという意識が弱かったのが大きな原因だと考えました。
エントリーされた取り組みは、言わば同僚や先輩が頑張った成果です。関心が無くなればそれだけ同僚や先輩の努力が他人事に感じられるようになってしまいますので、多くの社員に少しでも興味を持ってほしいと思い、バーチャル環境を利用したイベントを検討しました。

バーチャル開催にどのような期待がありましたか。

イベントに興味を持ってもらうというのはもちろんですが、何よりも楽しみながらイベントに参加してほしいという思いがありました。『イベントに参加している』という実感の中で、社内の取り組みをビジュアルで理解し、他の取り組みとも比較した上で素晴らしいものを讃えるという流れが理想的です。バーチャル空間で開催されている展示会に、みんなで一緒に参加するような体験をしてほしいと考えました。

そうした背景を踏まえ、弊社(カコムス)のVRmillionを選ばれたのはなぜでしょうか。

イベントに参加しているという実感を持ってもらうには、3Dのバーチャル空間にアバターで参加し、ブースを回遊できる機能が必要だと考えていました。しかし、検討の段階では4、5社にサービスを見せていただいたところ、多くは3Dで作られた入口の先はWebのページ遷移に留まり、バーチャル空間ではないというサービスが多かったように思います。
唯一、カコムス様のVRmillionだけが、我々が想像するバーチャル空間を実現していました。アバターで仮想空間を移動しながらブースに展示された資料を閲覧でき、その場で投票が可能ですし、テキストチャットや音声によるコミュニケーションもできましたので、まさにイメージ通りのサービスだという印象でした。それだけの機能が揃っていながら、コスト面でも最もリーズナブルでしたので、ほとんど迷うことなくVRmillionに決定しました。​

EFFECT 導入・効果

閲覧率が大幅向上、コミュニケーションが生まれるイベントへ

開催までどのようなスケジュールで進行しましたか。

キックオフミーティングからイベントの開催まで約1カ月半と、準備の時間は十分にあるとはいえない状況でスタートしました。正直なところ、我々事務局のイメージが足りないまま進めていた部分がありましたが、カコムス様には非常に手厚くサポートしていただき、少しでも早く我々がバーチャル環境を体感できるように、環境のセットアップを進めていただきました。

また、各ブースに展示する動画を各本部に用意してもらう際にも、動画作成に慣れない社員に向けた案内方法を相談させてもらい、スムーズな資料準備にご協力いただいたおかげで、短い準備期間でしたが大きなトラブルもなく開催までこぎ着けることができました。また、イベント期間中、終了後も、社内ネットワークへの負荷軽減やイベントの盛り上げ施策など、手厚いサポートを継続していただいています。

実際にバーチャルで開催した結果、どのような効果がありましたか。

今回、カコムス様に依頼したスタンプラリー機能については、ブースの回遊率向上に貢献するとの期待はありましたが、全てのブースを訪問してスタンプをコンプリートする社員がこれほど多くなるとまでは予想しておらず、大変驚きました。これまでのスタイルでは、資料の閲覧率を集計できなかったため、定量的な比較は難しいのですが、感覚では熱心に資料を見てくれる社員が大幅に増加したように思います。

また、これまでは資料を見ずに投票ができてしまうので、ただ名前を知っているとか、自分と関係の深い部署の資料に投票する行動が行なわれていたかもしれません。しかし、今回は投票機能をバーチャル空間の中に設置しましたので、しっかり資料や動画を見て比較検討した人の投票が集まったと感じています。ブースに設けた出展者への応援コメント機能も活用され、あたたかい声が多く寄せられましたね。参加してくれた社員の皆さんの気持ちが感じられるイベントになったと思います。

参加者からどのような反応がありましたか。

バーチャル空間内の応援コメント機能から、事務局に対するコメントも多くいただきました。「刺激になった」「こんなことができるとは知らなかった」「面白い環境を作ってくれてありがとう」など、前向きな感想がコメントの大半を占めていたのはうれしかったですね。実際にバーチャル空間の中に入っていただいた役員の方々からも「実際に形になっているのを見ると面白いね」と高い評価をいただいています。

また、事務局メンバーが所属する人材統括部では、採用部門がとても興味を持ってくれたようです。コロナの影響もあり会社説明会など応募者との接点をよりわかりやすく効率的な環境として提示するという課題がある中、バーチャル環境の活用の検討が始まりつつあります。我々はシステム開発の会社ですが、バーチャルの分野に触れる機会はあまり多くはありませんので、会社全体が新しい技術や環境から刺激を受けられたと感じています。

FUTURE 今後の展望

VRmillionを活用した社内イベントの活性化へ

SOMPO AWARD初のバーチャル開催を振り返り、反省点などはありましたか。

テキストチャットの投稿は会場全体に伝わり、ボイスチャットは少人数でグループを作るという設定になっていました。しかし、資料や動画の閲覧のために来場していることもあり、わざわざボイスチャットで話すような機会がなかったようです。一方、テキストチャットについては、もっと手軽に少人数でコミュニケーションを取れると良い、との声を複数人からもらいました。チャットの活用や資料展示以外のイベントブースの設定などを含め、コミュニケーションを盛り上げる方策について、もっとカコムス様へ相談しておけばよかったかもしれません。

また、今回は各本部に用意してもらった資料を事務局が全てセットアップしたのですが、想定以上に工数がかかってしまいました。各本部にセットアップからやってもらえるような操作ガイドを用意しておきたいね、と話しているところです。

今後はVRmillionをどのように活用するのか展望を教えてください。

今回初のバーチャル環境に不安もありましたが、終わってみれば想像以上によい手応えを得られました。当初は表彰式もバーチャル空間で行うことができればと考えていましたが、今回はスケジュールの都合上、Zoomでの表彰式開催となったことが心残りです。次回は大勢の人がさまざまなアバターで一カ所に集まれる表彰式の開催と、今回の反省点を生かしたイベントのブラッシュアップを目指していきたいと思います。

また、人事の観点では採用活動だけでなく、社内制度改定時の説明会や社内研修といったシーンでも活用できるのではないかと感じました。具体的な活用方法の議論は今後の課題ですが、社員が社内のイベントに少しでも参加しやすくなるように、いろいろな形でVRmillionを活用していきたいと考えています。

FUTURE さらに翌年・・・

リアルとバーチャルを組み合わせたハイブリッド表彰式を実現!

2022年度の「SYSTEMS AWARD」にもVRmillionを活用いただきました。 2021年度の「SOMPO AWARD」同様に投票会場としてのご利用に加え、昨年は心残りとなったバーチャル空間での表彰式を、ホテル会場(リアル)とVRmillion(バーチャル)を繋げた「ハイブリッド形式」で開催。 その際のお話もお伺いすることができましたので、ご紹介いたします!

表彰式の開催形式をハイブリッドに決められた背景をお聞かせください。

「できるだけ多くの職員が、楽しんで参加できる環境を実現したい」というのが私たちの想いです。
2021年のSOMPO AWARDを終えた時点での考えとしては、表彰式もバーチャル空間で行ってみたい、というものでした。大勢の職員がさまざまなアバターで一カ所に集まり、より楽しく盛り上がりのある表彰式の開催です。
新型コロナウイルス感染症の影響が収束に向かい、5類移行の取扱いとなったことを受けて、リアル(対面)な表彰式の開催を併用するハイブリッド(リアル、メタバース環境、オンライン会議)運営を目指すことにしました。

ハイブリッド開催の実現に向け、前回利用からの変更点はございましたか?

ハイブリッド開催の実現には、環境間のスムーズな連携と、バーチャル空間でもよりリアルな体験ができる表彰式運営が重要になると考えました。
オンライン会議とメタバース環境との連携については、カコムスさんより解決策と具体的な手順を提示いただき安心できました。また、よりリアルに近い体験、そして根本にある「できるだけ多くの職員が、楽しんで参加できる環境を実現したい」という想いを実現できるように、アバターのデザインや種類の幅を追加費用無しで増やすご提案を頂きました。
また、ブースのセットアップに関して、わかりやすいインターフェースが準備されているのですが、より出展者が迷わず実施できるよう操作ガイド(動画)の準備もしていただきました。昨年に利用させていただいた際の振り返りを、今回の提案にしっかり繋げていただいた印象です。

貴社として初めての試みとなるハイブリッド開催。効果や参加者からの反応はいかがでしたか?

ハイブリッド開催により、時間や場所の制約を超えて、多くの職員が表彰式に参加することができました。また、昨年に続き、メタバース環境で自分たちの成果を発表することにしたことで、各案件(ブース)での動画のつくり方、見せ方について、色々な工夫が凝らされ、格段に進歩していることを感じました。

ブースのセットアップについては、すべてを出展者にお願いするには至りませんでしたが、ブースのカラーリングを出展者が自由に行うことができるようにしたことで、バリエーション豊富なカラーのブースが登場し、出展者も訪問者もより楽しく参加してもらえたことと思います。

ハイブリッド開催ならではの苦労された点はありましたか?

ハイブリッド(リアル、メタバース環境、ZOOM)開催の実現に向けた方法や手順は、カコムスさんからのご提案により準備できましたが、実際にうまくつなぐことができるのか、確認するためのテストやリハーサルに苦労をしました。リアルな会場の提供者であるホテル担当者と連携して会場レイアウトや接続の確認を行うとともに、社内インフラ担当者とネットワーク負荷について確認することも大事なチェックポイントでした。

今後の展望についてお聞かせください。

ハイブリッド実施を決めてからの準備期間が短かったことや表彰式の時間的な制約があり、ハイブリッド(リアル、メタバース環境、ZOOM)環境のそれぞれのコミュニケーションにおいて、双方向でのやりとりを十分行うことができませんでした。今後に向けては、より多くの職員が、楽しんで参加できるよう、様々な可能性を検討していきたいと思います。
個人的には、より細かいレベルでのアバター選択の自由度の向上に興味があります。自分の顔のアバターが動かせたり着せ替えが楽しめたら面白いと思います。また、グループ内企業と連携しての開催なども考えていきたいと思っており、メタバースを活用した展開の可能性はますます広がっていくものと期待しています。

担当より一言

VRmillionをご活用いただきましてありがとうございました。 導入フェーズからご支援させていただく中で『情報発信および社内活性化』を事務局の方、一丸となって成功に向けて取り組んでおられたことが印象的で、私自身も影響を受けました。 今後は社内だけでなく社外向けの発信としてもご支援、ご協力ができればと思っております。

バーチャルイベントプラットフォーム
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