【BIコンサルタントが語るコンサルコラム】
第4回:最初の第一歩 – The First Step –

第4回:最初の第一歩 – The First Step –

いつもお世話になっております。
コンサルティングソリューション部の長榮(ナガエ)と申します。

システム構築・IT・業務改善・業務改革に関する情報や、業務において日々感じていることを、 この場をお借りしてお話しさせて頂くコーナーです。今回は3回目。
タイトルが重言(二重表現)のような気もしますが、気にせずに使います。

我々がプロジェクト開始時に、お客様先にて「最初の第一歩」として行うのが「現状調査」です。
現状を調査・把握し、それらを書き出すところからプロジェクトを始めることになります。
情報システムが対象であれば、現状の運用環境や利用状況などを把握し、再構築や運用改善に繋げます。
また、業務改革や業務改善を伴ったプロジェクトであれば、トップダウンとして、経営層の想いや考えを元に、 将来必要となる事業基盤としてのシステム像を明らかにし、現状とのギャップを整理します。
さらにボトムアップとして、対象業務に関係するご担当者に対して、 「現状作業」や「情報(In/Out)」の確認と共に「お困り事(問題/課題)」をヒアリングさせて頂く流れです。
「現状調査」の実施目的は 2 つ。

1 つ目は共通認識。
習慣や、しがらみの無い状態でスタートすることで、客観性・公平性を保ちつつ、 システムと業務の両面から問題と原因の理解・解釈をしていきます。

2 つ目は、お客様が気付いていない潜在課題を明らかにすること。
「~が困難だ」「~が出来ていない」「~なリスクがある」などが資料やヒアリングで散見されると、 更なるヒアリングやデータ分析から「本当にそうなのか?」を確かめていく作業を行います。
「人は、とにかく見たいものしか見ていない。聞きたいものしか聞いていない。」と言われます。
先入観・偏見・固定概念の排除は、意識していても難しいもの。

プロジェクト開始にあたり、「第三者の活用」という客観的アプローチも、 選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

配信日:2021年3月12日

長榮 智和 / Tomokazu Nagae
ITストラテジスト / プロジェクトマネージャ / システムアーキテクト / PMP

2002年新卒入社。大手電機メーカー様の業務に長年従事。要件定義から開発/導入/運用/再構築と各フェーズを経験。 後半の10年程は、SCM・PSI領域の見える化(BI)業務にて PM・IT企画構想担当。中国(蘇州)・インドネシア(ジャカルタ)への海外出張も経験。 現在は、BI・IT コンサルタントとして、業務整理・業務改善・データ可視化などに携わっている。

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