【BIコンサルタントが語るコンサルコラム】
第12回:まず終わらせよう

第12回:まず終わらせよう

いつもお世話になっております。コンサルティングサービス部の長榮(ナガエ)と申します。
システム構築・IT・業務改善・業務改革に関する情報や、業務において日々感じていることを、 この場をお借りしてお話しさせて頂くコーナーです。今回は 12 回目。

第 1 回にて、当部門のキャッチフレーズをご紹介しました。
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突然ですが、当部門のキャッチフレーズは “「見えない課題」は、解決できない。まずは見える化から―” です。
これは当部門の前身が、データ可視化・レポート開発の部門で BI が得意だから、という理由から転じ、 お客様が認識されている「顕在化している課題」に加えて、「潜在化している課題にも挑む」という意思表示です。
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これに負けず劣らず、話題の Meta 社(旧 Facebook 社)の IPO 申請書類に記載されている有名な一文も、お気に入りのフレーズの 1 つです。”Hacker Way” という行動原理の中にあります。

『 Done is better than perfect. (完璧を目指すより、まず終わらせよう。)』
― マーク・ザッカーバーグ

お客様との業務を行う上で、またチーム作業を重んじる上で、納期があることは絶対。何事にも締め切りはあります。
“完全に出来ていること”を目指して悩み、無駄に時間を使ってしまうなら「まずはやってみよう!」という訳です。
「完璧なものなど無い」という前提のもと、完璧に近づけるために小さな継続的改善・反復が重要だと説いています。

さて…、文章にすると素晴らしく美しいのですが、これを実践(日々の業務)へ反映・落とし込むには苦労の連続です。

毎週・隔週でお客様への成果報告・意見交換の場を設定し「それまでに出来たこと・検討事項・課題」を共有します。
課題が無く順調に進んでいれば良いのですが、問題が発生して壁にぶつかった際には、状況整理・原因調査・対応案を検討し、 「お客様にご覧頂ける形」「意見交換の材料」にまで持って行く(終わらせる)ことに、多大な労力と時間を要します。
とにかく「中途半端な(終わっていない)状態にしない」という一心で日々業務にあたっています。

そのように取り組んだ成果報告・意見交換の場では、多くのフィードバックを頂戴し学びを得ます。
得た学びは翌週へのエネルギーとなり、この活動を繰り返すことになります。

継続的改善を繰り返し「少しずつだがしっかりと進んでいる」という感覚と事実、 つまり「小さな進捗」の力は、チームに活力を与えると共に、お客様からの信頼を積み重ねる元になるもの、と考えています。

配信日:2021年11月12日

長榮 智和 / Tomokazu Nagae
ITストラテジスト / プロジェクトマネージャ / システムアーキテクト / PMP

2002年新卒入社。大手電機メーカー様の業務に長年従事。要件定義から開発/導入/運用/再構築と各フェーズを経験。 後半の10年程は、SCM・PSI領域の見える化(BI)業務にて PM・IT企画構想担当。中国(蘇州)・インドネシア(ジャカルタ)への海外出張も経験。 現在は、BI・IT コンサルタントとして、業務整理・業務改善・データ可視化などに携わっている。

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