【BIコンサルタントが語るコンサルコラム】
第1回:「見えない課題」は、解決できない。まずは見える化から―

第1回:「見えない課題」は、解決できない。まずは見える化から―

いつもお世話になっております。
コンサルティングソリューション部の長榮(ナガエ)と申します。
部門のメンバーと共に、BI・ITコンサルタントとして業務整理・業務改善・データ可視化などに従事しております。

本号より、コンサルコラムをスタートさせて頂くことになりました。
システム構築・IT・業務改善・業務改革に関する情報や、
業務において日々感じていることを、
この場をお借りしてお話しさせて頂こうと思います。
以後、よろしくお願いします。

突然ですが、当部門のキャッチフレーズは
“「見えない課題」は、解決できない。まずは見える化から―”
です。

これは当部門の前身が、データ可視化・レポート開発の部門で BI が得意だから、という理由から転じ、 お客様が認識されている「顕在化している課題」に加えて、「潜在化している課題にも挑む」という意思表示です。
当部門の担当領域は、業務の棚卸・業務プロセスの整理・業務フロー作成・RFP作成支援と多岐に渡ります。

さて「測定なくして管理なし、管理なくして成果なし」と、ビジネスの世界では良く用いられる言葉です。
システム導入やツール利用で、経営や業務に必要な指標が迅速に収集され、いつでも可視化されている…、
そんな理想的な環境を手にしているお客様は極稀であり、
ご支援させて頂く企業様からは、以下のようなお困り事・ご相談・つぶやき(?)をお受けしています。

  • タイムリーに経営や業務の状況全体を俯瞰・把握することが難しい。
  • 管理や報告用のレポーティング業務に多くの時間が割かれていて、生産性が低下しているように思う。
  • レポートやデータの専門家の人数が足りず、日々その量や種類が増え続けるから、十分に分析なんて出来ていない。
  • ビジネス成果を生むための効果的なアクションに、どう結びつければ良いかわからないし、議論すらも出来ていない。
  • 社内には色んな業務やシステムが散在していて、どんな情報があるのかなんて誰も把握が出来ていない。

… etc.

いかがでしょう?思い当たる節はありませんか?

「データを迅速に可視化することができている」というのは企業としての大きなメリットです。
社内で共有され、必要な時に必要な人が閲覧できる環境を手にしている…。
これほど素晴らしいことはありません。
ですが、これが出来ていない・何とかしたい・少しでも実現に近づけたい、
ということでしたら、一旦落ち着いて
「現状のシステム・情報・業務の棚卸を行い、業務プロセスを書き出して整理・分析し、本当に経営や業務に必要な情報は何なのか?を考え、指標(KPI)を設定すること」
が大切ではないでしょうか?

手書きでも構いません。まずは洗い出してみましょう。
“「見えない課題」は、解決できない。まずは見える化から―”

配信日:2020年12月11日

長榮 智和 / Tomokazu Nagae
ITストラテジスト / プロジェクトマネージャ / システムアーキテクト / PMP

2002年新卒入社。大手電機メーカー様の業務に長年従事。要件定義から開発/導入/運用/再構築と各フェーズを経験。 後半の10年程は、SCM・PSI領域の見える化(BI)業務にて PM・IT企画構想担当。中国(蘇州)・インドネシア(ジャカルタ)への海外出張も経験。 現在は、BI・IT コンサルタントとして、業務整理・業務改善・データ可視化などに携わっている。

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