【BIコンサルタントが語るコンサルコラム】
第6回:アイデアを試作品に転換
第6回:アイデアを試作品に転換
いつもお世話になっております。
コンサルティングソリューション部の長榮(ナガエ)と申します。
システム構築・IT・業務改善・業務改革に関する情報や、業務において日々感じていることを、
この場をお借りしてお話しさせて頂くコーナーです。今回は 6 回目。
第2回のコラムにて、我々がご支援する「データ可視化・BI」では
「実データによる劇的なビジネス効果を出せそうな(出せた)ストーリーを伴ったデモや事例作りに集中する」というお話をさせて頂きました。
今回はこれに関連したお話です。
どんなに素晴らしいアイデアでも、形にして共有しないと意味がなく”無い”のと同じ。
そこで、我々は「アイデアを試作品(プロトタイプ/モックアップ/デモ)に転換すること」を重要視しています。
初期に作成するのは、長期で大型の投資を必要する過剰機能を持った試作品ではなく、
お客様から有用なフィードバックを得るのに十分な最低限の機能だけを持たせたものです。
お客様とのレビュー・評価を繰り返し、順次機能として盛り込むことで試作品を精緻化させ、
部分的な実装から完全な製品へと進化させていきます。
「このようなものが欲しい」という初期のご要望には、要求仕様が完全に定義されていることは稀であり、
徐々に本当に必要なモノ(IT的には”仕様”)が見えてくるものです。
「物流コストを抑えたい」「ある商品の売上を上げたい」「在庫を適正管理したい」などのご要望に対し、
- 現状存在するデータで何が出来る/見えるのか?どのように可視化/レポーティングすれば良いのか?
- 現状存在しない/不足しているデータは何で、今後どのように取得するのか?
- 最終的に、それらを見る人(担当者様/経営層)が、どのように何を判断(意思決定)するのか?
などを考慮して、試作品(プロトタイプ/モックアップ/デモ)を作り上げていきます。
これにより「最小コストで最大の学習」を狙います。
勿論、試作品を作成することにも時間は掛かるのでメリットばかりではありませんが、
「とりあえず一回作ってみる?」と言える雰囲気や文化は、大切にしたいと思っています。
配信日:2021年5月12日
ITコンサルティング活用事例インタビュー
株式会社エイワハウジング様
部門間連携と情報の精度を高めるルールづくり・定着化
組織内の業務連携プロセスに課題を抱えておられました。顕在化していた課題の根本原因は何か。本質的な課題の整理とその解決施策の立案をご支援させて頂きました。
弊社ITコンサルティングサービスについては、下記よりご確認ください。