【BIコンサルタントが語るコンサルコラム】
第16回:なんかダサいな…

第16回:なんかダサいな…

いつもお世話になっております。コンサルティングサービス部の長榮(ナガエ)と申します。
システム構築・IT・業務改善・業務改革に関する情報や、業務において日々感じていることを、この場をお借りしてお話しさせて頂くコーナーです。今回は 16 回目。

以下の引用は仮説です。是非を論じるところにはありませんが、私は強く信じています。
批判を恐れずに簡易的に説明すると、通常は「論理的・理性的な判断で行うべき」とされる意思決定に対し、 好き/嫌いや快/不快などの「感情的な要素」が意思決定を効率的にしているのではないか?というものです。

ソマティック・マーカー仮説
意思決定において情動的な身体反応が重要な信号を提供するという仮説である。
その処理において腹内側前頭前野が重要な役割を果たすとされる。
― アントニオ・R・ダマシオ(神経科学者)
― 出典:脳科学辞典

今回のコラムのタイトルも、前回と同じく大阪弁(関西弁)によるお客様からの一言。
ある全社システム刷新プロジェクトにおいて、他社様が開発したデモ画面を初めてご覧になった会議の最後にポロっと「何だか格好が悪いね…」とコメントされたのでした。
この時は「まずはフォントから見直そうよ」と、お客様から今後の方向性を示しておられたのが印象的でした。

開発者視点では、時間の制約がある中で、要求機能をしっかり実装したので「見た目は後回し」という認識だったのかもしれません。 ただ、そこをもう一段詰めれなかったのか? 別の担当がデザイン面でフォローが出来なかったのか? と、同席した会議でしたが一人で考え込みました。開発初期フェーズには良くある光景です。

我々がご支援する可視化プロジェクトの推進や基盤構築において、 BI ツール “Microsoft Power BI” を用いたレポートやダッシュボードなど「デザイン含めたトータル提案」や「デザイン支援」のご要望を多く頂いています。

統一感のあるレイアウト・色彩のバランス・余白の意識・目線移動のルール・心地よい文章(日本語) 等々、 意思決定に必要となる重要な材料を提供するデータ・画面・レポートだからこそ、毎日見るモノだからこそ、 心地良く・違和感無く使って頂けるものをご提供したい。そのように考えながら、日々の業務を行っています。

業務遂行上、一般に良く聞く「感情に囚われず、理性で論理的に判断せよ」を認識・実践しているつもりですが、 その上で「もう少し情緒に訴える提案や対応も考えれるんじゃないの?」と日々自らに問いかけています。

配信日:2022年3月11日

長榮 智和 / Tomokazu Nagae
ITストラテジスト / プロジェクトマネージャ / システムアーキテクト / PMP

2002年新卒入社。大手電機メーカー様の業務に長年従事。要件定義から開発/導入/運用/再構築と各フェーズを経験。 後半の10年程は、SCM・PSI領域の見える化(BI)業務にて PM・IT企画構想担当。中国(蘇州)・インドネシア(ジャカルタ)への海外出張も経験。 現在は、BI・IT コンサルタントとして、業務整理・業務改善・データ可視化などに携わっている。

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