【BIコンサルタントが語るコンサルコラム】
第24回:書き溜める

第24回:書き溜める

いつもお世話になっております。IT コンサルティングサービス部の長榮(ナガエ)と申します。
システム構築・IT・業務改善・業務改革に関する情報や、業務において日々感じていることを、 この場をお借りしてお話しさせて頂くコーナーです。今回は 24 回目。

若い頃の未熟な私は、 過去に自分が作ったプログラムコードが読めずに「誰が作ったのコレ?」と自己嫌悪に陥ることがありました。
「過去の自分は他人」と教わり「思考の跡(なぜ?どうして?)を残せ」を実践することで 「思い出す」という術を手に入れたのでした。

さて、下記で引用している書籍「人月の神話」は、ソフトウェア工学のバイブルと呼ばれています。
「ブルックスの法則:遅れているソフトウェアプロジェクトへの要員追加はプロジェクトを更に遅らせるだけ」 で有名ですが、こんなことも記述されています。

『(~省略~)しかし、やがて少しずつこうした文章のある小さな集まりが、自分の管理という仕事の 多くを具体的に表現しているのだということが分かってくる。その一つ一つを綿密に準備することに よって、考えを集中させたり、収集がつかなくなりそうな議論をまとめる際、役立てることが出来る。
そして、それを絶えずきちんと整理しておけば、監視および警告の仕組みとなる。
文書全体が、チェックリストや進捗管理、そして、報告用のデータベースとして使えるからだ。』
― 出典:人月の神話 – 狼人間を撃つ銀の弾はない
― フレデリック・P・ブルックス Jr.(原著)

営業部長(先輩)からの声掛けから始まった本メルマガも 24 回を迎え、
2年間も継続して配信させて頂くことができています。
配信済みの記事は、弊社 HP に”コラム”として掲載しており、どなたでもご覧頂けます。

月に 1 度の配信・公開ですが、内容や文章のチェックに当部のメンバーの力をお借りしていますし、 配信準備やスケジュール管理に営業担当の皆さん・HP 掲載には企画担当の皆さんと、 沢山の社内メンバーの協力の上で成り立っています。
この場をお借りして、改めて御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。

記事作成の度に、重複が無い様に溜まった過去コラムに目を通しつつ「今回はどうしようか…」と悩みます。
本メルマガ(コラム)の元ネタは、過去~現在進行形で自分が書き溜めた内容(記録・悩み・思いつき・課題)や、ピックアップした記事・ドッグイヤーを付けた本などです。
毎度見返しては、「この時は大変だったな(良く乗り切ったよなー)」とか
「昔考えてたことが実現できてるじゃん」と過去の自分に鼓舞されたり、
時には「お!コレは今も使える」「次の状況にピッタリ!」と過去の自分に助けて貰うことが増えました。

こう書くと、周囲の(“過去の自分=他人”も含めた)沢山の方々に助けて貰ってばかり…。
実際「一人でやっていること」などほんの小さなことなのかもしれない…、と思わされます。

ありがたいことに、社内の方から「コラム見たよ」とお声掛け頂くことが増えました。
「一人でやってる訳では無いですよ…」と何ともこそばゆい気持ちになると同時に、
毎度「続けて頑張ろう」と思うのです。

配信日:2022年11月11日

長榮 智和 / Tomokazu Nagae
ITストラテジスト / プロジェクトマネージャ / システムアーキテクト / PMP

2002年新卒入社。大手電機メーカー様の業務に長年従事。要件定義から開発/導入/運用/再構築と各フェーズを経験。 後半の10年程は、SCM・PSI領域の見える化(BI)業務にて PM・IT企画構想担当。中国(蘇州)・インドネシア(ジャカルタ)への海外出張も経験。 現在は、BI・IT コンサルタントとして、業務整理・業務改善・データ可視化などに携わっている。

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