【BIコンサルタントが語るコンサルコラム】
第37回:逆に考え、敢えて試してみる
第37回:逆に考え、敢えて試してみる
いつもお世話になっております。IT コンサルティングサービス部の長榮(ナガエ)と申します。
システム構築・IT・業務改善・業務改革に関する情報や、業務において日々感じていることを、
この場をお借りしてお話しさせて頂くコーナーです。今回は 37 回目。
たまには漫画から引用。ネットミームになっている『ジョジョの奇妙な冒険』の「逆に考える理論」です。
主人公であるジョナサン・ジョースターの父親、ジョースター卿の名言で、
飼い犬のダニーがジョナサンのおもちゃをくわえて返さなかったときに発言した台詞です。
「 ジョジョ それは無理矢理引き離そうとするからだよ
逆に考えるんだ 『あげちゃってもいいさ』 と考えるんだ 」
― 出典:『ジョジョの奇妙な冒険』第1部「ファントムブラッド」
業務に慣れてきた 5 年目。ドラマの 1 シーンの如く、ドサッドサッとキングファイルが数冊積まれ、
「来月からお前の担当になったから、よろしくね♪」と上司。総数 300 を超える処理を有するシステムが、
突如自分の担当になった瞬間です。
「はぁ?今の業務に追加ですか!?無理ですよこんなの…。」という主張も空しく、
「一度に全部やろうとするから無理だと思うんだよ。”逆に”考えろ。1日1本づつ見て行けば、1年で終わる。
瞬間的な吸収能力を求めている訳じゃないし、一人で全てを理解・把握しろと言っているわけじゃないよ。」
と諭されたのでした。
「どこが”逆”なんですかね…?」と心の中で突っ込みを入れつつも、垂直立上げが要求事項ではないと
分かった(少なくとも、そのように言質が取れた)ことで、少しだけ心が軽くなったことを覚えています。
(※実際は「お客様と垂直立上げが約束されていた…」という裏話もありますが、ここでは割愛します。)
何をやっても上手くいかない時はあります。また、理不尽や矛盾に出くわすこともあるでしょう。
バグや障害で解決策が浮かばなかったり、周囲の理解を得られなかったり、事前の準備や仕込みが徒労に終わったり、
意図せずお客様の心証を悪くしてしまったり、誤解でお叱りを受けたり…と。
そんな時でも、焦らず腐らず「逆に考え、敢えて〇〇してみる」は、
発想の転換を図る・視野を拡げる・心落ち着かせる(※第30回コラム参照)、などの切っ掛けとなり、
今まで見えなかった解決策や新しい視点が見つかるヒントになる、重要な考え方であると思います。
●いつもと違うことを試してみる
→ バグ調査に行き詰った際に、全て出力(印刷)してみる・散歩する・一日置いてみる
→ PC やスマホを触らない時間を作り、ボーっとしてみる
●普段しないことに挑戦してみる
→ いつもと違う道を通って帰宅する
→ 全く関係のない第三者に説明・相談してみる
●今までやってこなかったことに取り組んでみる
→ 「この業務は実は不要ではないか?」と考えてみる
→ 興味があるが、今まで触れてこなかった分野や業種の書籍を読んでみる
●面倒だと思って避けていたことを敢えてやってみる
→ 普段お話しない先輩・後輩に、敢えて話しかけてみる
まとめると…、
「メルマガ・コラムのネタが浮かばない~」と(息抜きで)逆に敢えて漫画を読んでみた、というお話でした。
配信日:2024年6月14日
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